この日、久しぶりに『湯浅』に寄った。どのくらい来てなかったかな。
おそらく前に来たときは、まだコートを着ていたはずだ。
その頃はしょっちゅう来ていた。
この時にわかったような気がする。
人間って勝手なんだなー。
というか、好みが変わるのが早いというか。
まあー、はっきり言うとこのお店は寒いとき、そう・・・冬に来たい店なんです。
・・・っと勝手に一人で理解してしまってる呑み助です。
うおー、今日も暑ーい。
入口左手に小上がりが2席あるが、そこはもう既に埋まっていた。
カウンターでウィスキーなど呑みながら、いつもの『レバ刺し』に舌鼓。相変わらず旨い。
相棒とたわいもない話しをしながら、料理をつまむ。今日は腹が減っているのだ。
しばらくすると、入口付近の小上がり席が騒がしくなってきた。
ちらっと見ると若い会社員だ。
まあ、少し酔っ払ってきたのかな。
こちらはお約束の『つくね』&『おまかせ5本盛り』を頂く。
こちらも、相変わらず旨い。
この頃から、小上がりのテンションが更に上がってきた。
カウンターの他の客も振り返って見るようになる。
よく見ると小上がり2席、一緒の団体だったのだ。こいつら全員酔うタイミングも一緒なのか?板さんも少しイラッて顔しはじめた。
すると、俺の右側に2人の会社員が入ってきた。
会話を聞いていると、取引先同士のようだ。
『レバ刺し』をつまみに、ハイボールをやっている。
正統派サラリーマン、仕事の話しでおおいに盛り上がっている。
そのときだ、また小上がりから下品な話題を大声で話し、それに反応して喜ぶバカな笑い声。
カウンター客全員が振り向く。
それでも、おかまいなく騒ぐ連中。
右隣の会社員があきれた顔でたばこに火を着ける。
ここからが、悲劇のはじまり。
小上がりがうるさいので、隣の会話のボリュームも自然とup。
そして、このお方相当なヘビー・スモーカー!?1本吸いはじめたらもう止まらない。
消しては吸い、消しては吸いの連続。
俺は風下ポジション。
実にこのお方、15分程で4本は吸っておられた。
以前は自身もスモーカーだったのに、止めてしまうと人の煙がとっても嫌やになっている。
そして、小上がりうるさい!!相棒、帰るぞ!!あー、なんてみんな自分勝手なんだ。
・・・あっ、俺もか(汗)
でも、『ちくわぶ』はしっかり食べて店を出た。